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お茶の主な成分

カテキン
 カテキンはタンニンと呼ばれる要素の一種で、お茶の代表的な成分です。茶葉の15〜20%はカテキンで「渋い」とか「苦い」と感じるのはこの成分が含まれているからです。殺菌や抗菌効果のほか、老化などの原因を作る活性酵素を抑える働きもあり、とても重要な役割を果たしています。

カフェイン
 カフェインというとコーヒーに入っているイメージが強いかもしれませんが、お茶には2〜4%が含まれます。ただしお茶のカフェインは
アミノ酸やカテキンなどの働きによって胃への刺激がやわらげられているのが特徴です。

アミノ酸
 アミノ酸は、たんぱく質を構成している単位で、茶葉の2〜5%ふくまれています。お茶をよく味わって見ると、しぶみのおくにも甘みがあることがわかりますが、この甘みの正体がアミノ酸なのです。アミノ酸の中でもテアニンと呼ばれる成分には気分をリラックスさせる効果があります。

フッ素
 虫歯予防でおなじみのフッ素も、多く含まれています。

フラボノール
 植物色素の一つであるフラボノールには、血管を強くする働きや消臭作用があるため、ガムの成分としても利用されています。また、お茶が黄色く見えるのはこの成分のためといわれています。

サポニン
 サポニンは多くの植物に含まれていて水に溶けると泡立つ性質があります。抹茶が泡立つのは、この成分があるからです。疲れているときに摂取すると、疲労感が取れて元気が出てきます。

精油成分
 お茶独特の香りの正体は、この精油成分。お茶にふくまれる香りの成分は100種類以上に上るとされています。

セルロース
 茶葉にはセルロースと呼ばれる食物繊維が12%も含まれていますが、水に溶けにくく、ほとんど茶がらに残ります。そのため、茶葉を食べることでこの成分を摂取するという方法があります。

ミネラル
 ミネラルとは、たとえばカリウムやマンガンなど、栄養素として体に必要な無機物の総称です。お茶にふくまれるミネラルは体内でアルカリを作るため、大変体によいとされています。

ビタミンC
 野菜などにふくまれるビタミンCは、熱を加えると壊れやすいのですが、お茶のビタミンCは壊れにくいため、お湯によって熱が加えられても摂取できます。緑茶の中でも煎茶に多く、ウーロン茶や紅茶にはあまりふくまれていません。



各種茶の成分分析表(図説食品成分表新訂版)
茶種 タンニン カフェイン タンパク質
アミノ酸
脂質 糖質 繊維 灰分
煎 茶 13.0 2.3 24.0 4.6 35.2 10.6 5.4
玉 露 10.0 3.5 29.1 4.1 32.7 11.1 6.4
番 茶 11.0 2.0 19.7 4.4 33.5 19.5 5.5
ほうじ茶 9.5 1.9 18.2 4.8 39.2 18.7 5.5
抹 茶 10.0 3.2 30.7 5.3 28.6 10.0 7.4
釜炒り茶 13.0 2.5 24.2 3.5 35.6 10.7 5.5
ウーロン茶 12.5 2.4 19.4 2.8 39.8 12.4 5.3
紅 茶 20.0 2.7 20.6 2.5 32.1 10.9 5.2
                          (茶100g当たり%)
各種茶のビタミン含量(図説食品成分表新訂版)
茶 種 A(IU) B1(mg) B2(mg) ナイアシン
(mg)
C(mg) E(mg)
煎 茶 7,200 0.35 1.40 4.0 250 65.4
玉 露 12,000 0.30 1.16 6.0 110
番 茶 7,800 0.25 1.40 5.4 150
ほうじ茶 6,700 0.10 0.82 5.6 44
抹 茶 16,000 0.60 1.35 4.0 60 28.2
釜炒り茶 7,200 0.35 1.80 7.0 200
ウーロン茶 8,300 0.13 0.86 5.7 8
紅 茶 500 0.10 0.80 10.0 0 0
                  (茶100g当たり "*"未測定)

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