言葉・ことわざ | 意味 | 由来・理由 |
日常茶飯事 | ありふれたこと、平凡なこと | 「日常茶飯」とも言います。茶や飯は日常生活に密着した特にめずらしくもないものであることから、平凡なものに例えます。 |
へそで茶をわかす | おかしくてたまらないこと | 「へそが茶をわかす」「へそ茶」とも言います。わらいすぎてお腹が沸騰し、へそのうえでお茶がわきそうなほどであることを言います。 |
お茶の子さいさい | たやすくできること | 「お茶のことは」、お茶菓子や軽い食事のこと。かんたんに食べられる「お茶の子」に「さいさい」というはやし言葉がついて、たやすいことのたとえです。 |
無茶 | 筋道が立たない様子、 道理が通らない様子 |
「茶道」で作法にかなっていることを「茶」になるといいます。「無茶」は作法を無視した道理の通らないやり方です。 |
二番煎じ | 新鮮味のない焼き直しのこと | 1度煎じたお茶をもう1度煎じてみても、1杯目の新鮮さはないことから、何度か行われて新鮮味がなくなったものを言います。 |
茶番劇 | 見えすいた振る舞いをすること | 「茶番」とも言います。身近なものを使って面白おかしく演じた芝居を、「茶番狂言」あるいは「茶番劇」といったことから。 |
宵越しのお茶は飲むな | 1度いれて1晩置いたお茶は体に良くないので、飲まない方がいい | 茶葉に含まれるたんぱく質は、長時間放置しておくと、カビのエサになってしまいます。また、長時間酸素に触れるとお茶の成分が変質して刺激が増し、胃によくありません。 |
茶柱が立つと縁起がよい | 湯呑茶碗にうかんだ茶柱がたてになると、いいことがある | 茶柱とは、お茶をいれたときに湯呑茶碗のうかぶお茶の茎のこと。このことを人に話さずにいると、よいことがおこるといういいつたえがある。 |
朝茶は三里行っても飲め | 朝に飲むお茶は体にいいから、離れた場所へ出かけてでも飲んだほうがいい | むかしから、あさにおちゃをのむことはとてもからだにいいとされてきました。三里(約11.7キロメートル)位歩いてでも飲んだ方がいいということ。同じ意味の言葉に、「朝茶に別れるな」「朝茶は福が増す」などがあります。 |
空腹時には濃いお茶を飲むな | お腹がすいた時には、濃いお茶を飲まない方がいい | お茶にはほどよい刺激があるため、眠気を覚ましたり食欲を増進させたりする効果がありますが、お腹がすいているときに濃いお茶を何杯も飲むと、刺激が強すぎて、胃に負担がかかります。濃いお茶は、ある程度食べてから飲んだ方がいいです。 |