

お茶の起源
お茶を飲む民族は、世界各地に存在します。今日当たり前のように飲まれているお茶はいつごろ、どこの国に生まれいつ始まったかについて『茶経』には、紀元前3400年ごろに存在したとされる神農という伝説上の帝王が、最初にお茶を飲んだと書かれています。
農業や、漢方の神様である神農が、薬草の効能を調べていたときに毒にあたり、毒をだすためにお茶の葉を口にしたという言い伝えがあります。
お茶を飲む習慣は中国の雲南省あたりから始まったというのが有力な説です。唐の時代、中国の陸羽によって書かれた『茶経』のなかにも「茶は南方の嘉木」と書かれています。
雲南省から世界へ
中国雲南省あたりで生まれたとされるお茶文化は、まず北上して中国全土へ広がりました。漢の時代にはお茶を飲む習慣があったことが当時の資料に書かれています。お茶はそこからさらに、中国周辺の国や地域へと伝わりました。
ヨーロッパにお茶が持ちこまれたのは、1609年に長崎・平戸に来航したオランダの東インド会社の船が、次の年にお茶を輸出したのが最初だといわれています。
Copyright (C) Ootonaridaketyaseisankumiai All Rights Reserved.